CAD作業はこうやって効率化!LISP活用のすすめと事例
AutoCADのLISPは、単純作業を自動化できる強力なツールです。便利さと導入のハードルの高さの両面を解説しながら、実際に当社で活用しているLISPの事例と、無料お試しLISPもご紹介します。
LISPって何?なぜCAD業務で使うのか
- LISPの概要
- AutoCADで使えるバージョン
- LTでは使えない
LISP(正式にはAutoLISP)は、AutoCADのカスタマイズと自動化を可能にするプログラムのことを言います。図面内で繰り返す作業や定型処理を自動で処理できるため、時間短縮とケアレスミス削減が可能となる武器として多くの設計者に使われています。
ただし、AutoCAD全てに使えるわけではなく、AutoCAD LTではLISPが非対応です。LISPを使いたい方は、通常版のAutoCADでご利用ください。
LISPを使うメリットと注意点
- 「秒~分単位の効率化」が可能
- ミス削減
- 何度でも使える
- ただし初心者にはハードルが高い
LISPを使えば、「秒~分単位」で作業効率を改善できます。手作業で面倒だったルーティンがワンクリックで完了するなど、日々の作図業務やCADトレースを根本から変えることが出来ます。
・LISPの主なメリット:
繰り返し処理の自動化(例:等間隔に線を引く)
ミスの削減(繰り返し作業によくある単純ミスがなくなる)
何度でも使える(定型作業のある図面ではより効果を発揮できる)
工数削減(Lispの導入で作業効率が向上し、工数削減につながる)
・注意点:
初心者にはやや難易度が高い(プログラム言語の理解が必要)
AutoCAD LTでは動かない
業務にあったLISPを見つける/作る必要がある
当社が活用しているLISP事例紹介
- 例①:部品図の属性データをExcel出力
- 例②:図面上の連番自動生成
- 例③:等間隔線の自動作図
- どれも実務現場の手間を劇的に削減しました
当社では、現場の業務効率化のために、数多くのLISPツールを開発・活用してきました。以下はその一例です:
事例①:部品図の属性データをExcelへ一括出力
従来は一枚一枚人の手で転記していた図面データを、LISPで一括抽出&CSV出力。月間100件以上のデータ処理が、半分以下の時間で完了。
事例②:等間隔の線を自動で配置
異なる間隔で線を引く繰り返し作業を、クリックだけで再現できる。
事例③:連番テキストを自動生成
手動での文字入力や変更作業を省き、連番テキストをクリックだけで自動配置します。
LISPを「試す・学ぶ・依頼する」選択肢
- ✅ 無料で試せる「お試し用LISP」を公開中
- ✅ 実務で使える有料LISP
- ✅ 自社専用LISPの作成
LISPは魅力的ですが、使い始めにはややハードルがあります。そこで、当社では次のような導入ステップをご提案しています:
✅ 無料で試せる「お試し用LISP」公開中
まずはLISPの便利さを実感してください。簡単な連番生成など、即効性あるLISPをご用意しています。
▶ お試し用LISPはこちら ▶
✅ 実務で使えるLISPを販売中
現場で即使える業務用LISPを多数ラインナップ。コストパフォーマンスを重視した内容です。
▶ LISP販売ページ ▶
✅ 自社専用のLISP作成を依頼する
「うちの業務に特化したLISPが欲しい」という方には、当社がヒアリングの上で専用LISPを設計・開発します。
▶ LISP制作のご相談 ▶
まとめ|LISP使用は「CAD業務の常識」
- 時間短縮・ミス防止・人件費削減
- 少しの投資で大きなリターン
- 「お試し用LISP」からスタート
AutoCADの業務効率化において、LISPは非常に有力な手段です。最初は学習コストがかかりますが、
繰り返し使える
ミスが激減する
工数が激減する
など、コストパフォーマンスは非常に高いものです。
習得の時間が取れないときは、既成のLISPを活用するか外注での作成を検討しましょう。最小の手間で最大の時短効果が得られます。
「作業時間が削減できるだけでなく、品質も上がる」ーーその価値を、ぜひ体感してください。