ケーブル接続表とは?端子台との関係やCAD化ニーズも解説
ケーブル接続表とは?
ケーブル接続表とは、各種のケーブル配線で使用される機器(無線機、電灯、スイッチ、モータ、センサーなど)間の接続方法を図示した図面です。
この表は主に以下の場面で使用されます:
。ケーブル配線の設計・施工
・トラブルシューティング
・メンテナンスや保守作業

制御盤における端子台と接続表の役割
制御盤内には端子台が設置されており、複数のケーブルが中継・集約されます。
この端子台の接続関係を図示したものが「端子台接続表」です。
端子台接続表とは?
端子台接続表は、電気回路や配線における各端子台の部品や配線の接続を記録した図表です。
それぞれのケーブルには識別番号が振られており、トラブル対応やメンテナンスで非常に重宝されます。


CADデータ化の需要と当社の対応
当社では、この「端子台接続表」のCADデータ作成業務を多くご依頼いただいています。
現在も紙ベースまたはPDFで提供された接続表を、AutoCADやJw_cad形式に変換する作業を多数手がけております。
※ 関連記事:紙図面をCAD化する代表的なソフトとは
【図解】手書きの接続表とCAD化した接続表
・手書き接続表:情報が読みにくく、形式がバラバラ
・CAD化接続表:視認性が高く、統一された形式で再利用・変更が容易
書式の統一とJIS記号の置換にも対応
端子台接続表は作成年度や作成者によって書式が統一されていないケースが多く見られます。
当社では、以下の対応も行っています:
・古い接続表 → 最新のレイアウト・記号体系に統一
・旧JIS記号 → 新JIS記号への自動置換
※JIS規格の端子記号についてはこちら(日本産業標準調査会)
豊富な作業実績(1000枚以上)
これまでに、2ヶ月の工期で1000枚の端子台接続表をCADデータ化した実績があります。
大量案件や短納期にも柔軟に対応しております。
まとめ:CAD化により接続表の運用性が向上します
・ケーブル接続表や端子台接続表は、設計・保守に不可欠
・CAD化により、再利用性・正確性・可読性が格段に向上
・書式の統一やJIS記号対応も含めて、プロレベルの図面整理が可能