『トレース・制作可能な図面とは』
当社が取り扱う図面は主に建築関係の図面が多いです。 また電気工事の配線図でもCAD図がよく使われています。しかしインフラ関係図面ではまだまだ紙図面データのまま、もしくはpdfにしているけれど再活用できる状態ではない企業様がまだいらっしゃいます。少しづつでもCADデータ化していき万一すぐにデータ再活用できるように年間スケジュールを組んで電子化、CADデータ化していく事をお勧めします。
・取扱い図面一覧(代表的なもの)
製図図面
建築意匠図
建築構造図
建築設備図
空調設備図
衛生設備図
電気設備図面(系統図)
平面図
割付図
配置図
付近見取り図
マンション立面図
リニューアル設計(撤去・改修図)
建材メーカー様
土木図面
変状展開図
3Dパース
下水道台帳図
道路台帳図
電子納品(国交省仕様)
3Dモデル化
・製図図面とは
製図図面とは、対象構造物製造に必要な全情報を含んで製作図面の事をいいます。
工程図、施工図、詳細図などもこの製作図に分類します。
-建築意匠図とは
建築意匠図とは、設計図のひとつで建物全体の形態や、間取りなどの意匠(デザイン)を伝えることを主とした図面のこと。意匠図には、上から見た、配置図、平面図、屋根伏図(やねふせず)、横から見た、立面図、断面図、展開図などがある。大きく分けてこの意匠図のほか、構造図、設備図、建具表などがある。
・屋根伏図–建築物の屋根形状を、真上から平面的に表した図。
・展開図—-建築物の各部屋中央に立ち、東西南北の壁状態を表した図。
・建具表—-どの部材をいかほど使用するのかを表形式にした図。
:建築構造図とは
建築構造図とは、建物構造に関する図面一式をいう。 建物設計図には大きく分け構造図、意匠図、設備図があり、構造図は、柱、梁部材や接合部形式など、建物建築に必要な情報が全て書かれている。 また標準図、伏図、軸組図、詳細図からなり、基礎の鉄筋、コンクリート指示、柱・梁、壁、床部材や寸法、継ぎ手の手法、施工手順、梁・柱の配置図などが詳細に書かれている。 これらの図面に基づき施行者が建物建設する。 単位長さはミリメートル単位で、近年ではSI単位系の導入から、荷重をニュートン(N)で書く。
:建築設備図とは
建築設備図とは、空調設備図、給排水衛生設備図、電気設備図のように、建物設備に関する図面のこと。 給排水、ガス、電気、空調などの配管・配線や仕様が書かれている。
空調設備図とは
空調設備図とは、エアコンや室外機の個数、配管経路や換気扇位置・換気能力を書いた図面。
吸排気などのダクト経路も一緒書かれることがある。
衛生設備図とは
給排水・衛生設備図とは、給・排水設備や衛生設備の場所を示した図面。
居住用建築物には必須の設備で必ず図面に書く必要がある。
水道配管図により配管経路が示されている為、配管位置が確認出来る。
電気設備図面(系統図)とは
電気設備図面(系統図)とは、建物の電気関連の設備を書いている図面。 動力・電灯・弱電など一切を含んでおり、分電盤、コンセント、電灯などの位置を平面図に記号として書いている。 全ての情報を書くと見づらくなるが、系統図を書くことで位置関係が明確になります。 複雑さによっては展開図として表すこともある。
系統図には、弱電系統図や電力系統図、ダクト系統図や配管系統図など、多様な系統図がある。
-平面図とは
平面図とは、対象物を真上から示した図。 また各階床面から1m程度の水平断面を図面化した間取図のことで、建物の間取りと内部構造を記載する。 対象物上面から、投影図、間取り、床高、面積、壁構造や開口部の開き勝手、建具、家具、機器配置などを示し、詳細寸法が書いている。
平面図は設計図書の中でもっとも基本の図面で、他図面の見出しとして使われることがある。 建物や土木構造物をある高さで水平に切った断面を真上から描いた断面図とも言える。
-割付図とは
割付図とは、施工図の一つ。 施工図とは、設計図に基づいた、実際に施工工事ができる詳細を示した工事用図面のこと。 そしてタイル、石、仕上げボード、サイディングなどの位置を図面に表したのが割付図。 それぞれがデザイン的に適所に配置されるよう位置を決める図面。 レイアウト図とも呼ばれる時もある。 他にタイル割り図などがある。
-配置図とは
配置図とは、敷地内の建物配置や方向、敷地との位置関係が書いた図面。 通常、門や通路などの計画図もある。 その他には、隣地境界、道路境界、敷地高低差、敷地と道路の高低差、隣地境界から建物までの距離、建物の寸法、真北などが配置図に書かれている。 敷地と建物の配置以外にも人や車の動線が明確になる。 配置図は建築設計上もっとも基本の図面。 かつ重要な図面です。
縮尺は1/100程度が一般的。 しかし排水図も表記する時がある。
-付近見取り図とは
見取り図とは、建物を中心にその周辺を表した地図で、設計図の最初のページに見ることができる。
-立面図とは
立面図とは、建築物を横から見た投影図のこと。
姿図ともいい、外観デザインを記載している。
立面図は平面図や配置図と同様に絶対に省くことのできない設計図面。
・リニューアル設計(撤去・改修図)とは
リニューアル設計(撤去・改修図)とは、新築建物もいずれは外観も古くなり、構造体や設備の老朽化が進みます。 そのような時に建物を作り直すのは現実的ではなく、外壁の改修や補修、内装の改装、構造体の耐震補強に設備更新など、元の建物を活用して新たに一新するのがリニューアル工事。 小さなものは都度補修し、水回りなど大掛かりになるものは耐用年数が過ぎた時に、ある程度まとめて改修工事することが費用低減も含めてよく行われています。
・建材メーカー様とは
建材メーカーとは、建築資材や住宅設備機器を研究・開発し、販売を行う企業のことを言う。 建材とは建築資材のことで、鉄筋資材や断熱材、壁板、瓦など幅広い種類があります。 住宅設備機器の点からはトイレ、階段手すり、シンク、浴槽など、住宅内の部材を開発・販売するのもこれらの企業です。
・土木図面とは
土木図面とは、道路・河川などの施工する際に使う図面で、土木平面図、土木縦断図、土木横断図などがあります。
-土木平面図とは
土木平面図とは、道路や河川、構造物などを上空からみた図面。
-土木縦断図とは
土木縦断図とは、道路や河川などを横から水平に見た図面。
例えば、道路のセンターラインに沿って垂直に切った断面を示します。 工事区間全体の高低差が分かる為の図面。
-土木横断図とは
土木横断図とは、標準横断図があり、測点ごとにも図面があるのが他の図面との違いです。
道路や河川をある距離ごとに輪切りにしたイメージとなります。
道路が巻きずしと仮定すると、等間隔で輪切りにされた巻きずしです。
そして、横から見ると具材が見えると思いますが、それを横断図となります。
・変状展開図とは
変状展開図とは、トンネル点検の際に記録した野帳の変状情報を展開図に反映させた図面です。
変状展開図は、過年度と比較して新しく発生した変状の有無や、変状の範囲の変化を比較して報告する為に使われる図面です。
-変状とは
変状とは、コンクリート打設後に発生する不具合のことを変状という。 変状を大別すると ①初期欠陥 ②経年劣化 ③構造的変状 に分類される。
・3Dパースとは
3Dパースとは、建築物を立体的な絵に表した物。
主に建築業界でよく使われている。 建築3Dパースには、手書きで作成するパース。 PCソフトで作成パースがあります。
特に専用のソフトで作るので、現物写真のような仕上がりが特徴で、建物の外観や室内デザインにおいて、顧客に完成物のイメージを持ちやすいように使われています。
・下水道台帳図とは
下水道台帳図とは、下水道局が管理する下水道管の埋設状況を示す。 下水道施設全般の実態がわかるような図面。
・道路台帳図とは
道路台帳図とは、道路管理者が維持管理や財産管理を行うため、路線名・道路区域・面積および認定年月日等の管理上必要な情報がまとめられている。
・電子納品(国交省仕様)とは
『CAD製図基準』等のCADに関する要領・電子運用納品ガイドラインに則した図面のこと。 各自治体向け、国交省仕様の図面があります。
・3Dモデル化とは
3Dモデル化とは、建築、機械など、多くの分野で使われており、従来の2次元で描かれた図面ではイメージが湧きにくかったものが、3Dモデルで作ることで、顧客がよりイメージしやすくなる。 まった、3Dモデルを作ることで、構造体の解析などにも使われたり、部品の個数管理や接触の有無の確認に使われるようになっています。
・求積図とは
求積図とは、ある区画の正確な面積を算出するための図面となります。不動産や建設業界でよく使用されています。敷地や建物の部屋など、賃貸借部分の面積などを視覚的に把握する際に作成します。求積図を用いることで、面積に基づく契約や金額の割り出し等、物件管理や資産評価の際に使われています。